違反ヒントはありません

そもさんせっぱちょーちょーはっし

証明する必要があること

(天邪鬼であることはわかっているのですが)やはり納得出来ない事には従う必要はないわけです。
現在の所属企業におきましては、毎週特定曜日に1時間〜2時間弱「経営者号令のもとにはじまった『全社MTG』」を行うのが文字通り「慣習化」して来たようで、当たり前のように業務時間を浪費されてどうにも困っていたわけです。

僕としても、何もせずに黙って看過するのもおかしな話だと思ったので、実験を行う事にしました。
そもそも全社MTGとは言え、他社との打ち合わせ予定が入っていたり、リリース作業があったりで「MTGを欠席」「MTGを中座」ということは「業務優先」ということで許容されていたわけです。
ではその「許容の幅はどこまでか?」ということを調べる事にしました。

まずはじめに適当な「作業」をでっちあげることにします。とは言っても「すいません、作業がありまして」と事前にネゴって断るわけでもなく(つまりまんま「サボり」です)、問い質されたら回答するために用意しておく心づもり程度のものです。
しかし、そんな心づもりも杞憂であって、結局誰も僕がいないことを気にする人はいませんでした。

ってことを3週間くらい続けました。
3週間でわかったことは
僕が全社MTGを欠席しても

  • ほとんど誰も気にしない(気にしている人はいても何の影響もない)
  • 僕も含めて誰の業務にも支障がでない

ということでした *1

「なるほど。であれば『効果のないことに投資すべきではない』よな」という発想に行き着きます。精神論でやってこれた時代とは違うのです。全社MTGをサボる、ともすれば他者の気持ちに配慮しない行為で、「なんだよ気分悪いな」と言われる可能性が高いでしょう。

しかしですね。
「気分よく、気持ちよく働く」というのはとても重要な事柄ですが、それは巡り巡って

  • 「(短期視点で言えば)作業効率が上がるから」
  • 「(長期視点で言えば)離職率が下がり社員の成長を見込めるから」

という『結果』のためだけにあるのです。
おっさん連中が「気持ちよく働くために」「空虚な安心を得るために」「儀礼的形骸的ほげほげで時間を浪費する」ことは許されないのが今の時代です。

そこで複数の社員に宣言をするようにしました。

  1. 「(件の)全社MTGは少なくとも僕自身に価値はない」
  2. 「(あの内容の)全社MTGに毎回参加したとして、2時間*4回/月をペイする自信がない」
  3. 「(同様に)そのことを自覚しながら全社MTGに惰性で参加している人がいるのだとしたら、それはそれで危機意識がない気がする」
  4. 「(したがって)全社MTGに参加せずとも(少なくとも僕自身においては)業務に支障がでないことを証明する」

ということをやってからさらに2〜3ヶ月くらいやってますが、業務に何の支障もでないというお話。

*1:確信していたことですが